これは、私が高校三年生の頃の話です。
私の通っていた高校は進学校でしたので、高校三年生ともなると大学進学のためにみんな必死に勉強していました。
「恋愛なんかしている場合ではない」と考えている人も多くいました。正直私も同じ考えでした。
しかし、夏休みに開かれる補修授業で出会ったある女の子に一目ぼれをしてしまうのです。
授業そっちのけでその子のことを見ていました。仲良くなりたいとも思いましたが、
朝から夜まで勉強漬けでしたので、メールをする時間も無いですし、勿論遊ぶ時間などありませんでした。
受験が終わったら告白しようと決め、勉強に集中することにしました。
そして月日がたち、好きな女の子の大学受験の日が近づいてきました。
私は、受験前日にチョコレートを渡し「頑張ってね。」と一言伝えました。
一週間後、その子から合格したとの一報がありました。また、次の日が私の大学受験日ということもあり、チョコレートをくれました。
嬉しさのあまり受験のことなんか頭にありませんでした。もらったチョコレートは半分食べ残りは冷蔵庫に入れときました。
そして、無事私の受験も終わり告白するために「今日話したいことあるから、○○公園に来てください。」とメールを送りました。
公園に着くとその子はベンチに座っていました。「実は、夏休みの講習があった日からずっと好きでした。」と告白。
その子からの返答は、「ごめんなさい。私の行く大学が関西にあるから関西で一人暮らしをするんだ。」でした。
涙を流しながら、家に帰り冷蔵庫の残りのチョコレートを食べました。
甘いはずのチョコレートがとてもしょっぱく感じました。